岩手県・北上市の米農家 さとうです。

本日の農作業は「田植え」です。今日はとても風邪の強い日でしたが、よい天気で田植え日和でした。泥の中の作業は、たいへんだけれど、なかなか楽しい農作業です。田植えの様子や、田んぼの中の生き物たちを映像におさめました。


農薬を使わない田ん­ぼには、ツブ貝や、ドジョウ、カエル、微生物など様々な生き物がいます。鳥が来て、それをついばみ、田んぼから広がる自然の食物連鎖。そしてその結果、お米にとってより良い土ができますようにとさとう家では願っています。


苗箱をつんでいざ田んぼへ出発。遠くの山々の山頂はまだ雪で白い。


元気な苗を育てるため、種と種の間隔を広めにとって、ゆったりと植え育てています。理由は、たくさん稲を一つの田に植えると、土の中の栄養を、たくさんの稲で取り合いをすることになり、少なく稲を植えたほうが1つの株がより、土の恩恵を受けることができる。


端を植えたり、苗数の調整をしたり

育苗箱の苗もゆったりと植えているので田植機がうまく苗をつかめない場合があるよう。ところどころ植え残しが発生しているようで、手植え作業も多い。収量重視だと、ぎっしりと種をまくのだろうと思います。でもそれでは、土の栄養が稲に十分いきわたりません。ちょっと人間の手間はかかりますが、これもわが家の、「米の品質重視」のこだわりの部分です。



植え終わった苗も頼りなく見えますが、少なく植えている証拠です。いつも秋には、土からの栄養をたっぷりすいあげて普通に植えるのと同じか、それ以上の実りを得ることができます。


農園の紹介