ほたるの居る田んぼを創る会では、EMを活用して「冬期堪水不耕起移植栽培」で本当の安全安心のお米をつくっています。栽培方法の基礎となっている生物共生型の岩澤農法に、有用微生物であるEMを組み合わせることで、田んぼの中は生き物いっぱい、化学物質なし。元気でおいしいお米が採れています。
代表者の園原久仁彦さんの田んぼは、2004年にスタートしてから12年目(2015年)の作付けとなり、面積は1町1反(110アール)になりました。命を守っている食事の大切さを考え、主食のお米の本物の安全を追求しています。この栽培方法を伝える実践の場、高山自然耕塾を開いて5年目となり、100名の仲間たちが全国各地で活躍しています。


【こだわり① 苗がとっても丈夫!】
気温や降雨量など気象条件によって生育が大きく左右される農作物。環境ストレスに負けず元気に育ってもらうためには、まず苗から丈夫に育てることが必要です。
通常の苗作りとは全く異なり、ビニルハウスの中で育てた苗を、水を張った寒い田んぼに出して鍛え、丈夫な苗にします。人間に例えたら、普通の人と、筋肉トレーニングをしたプロスポーツ選手くらい違います。

【こだわり② 除草剤、農薬、化学肥料、畜産堆肥を使わない】
人間の体は、食べたものでできています。なかでも一番多く食べる主食が何よりも大事。野菜や果物は主食にはならないので、安全安心なものを追及するなら、まずお米を選ぶことです。
化学物質の取っ付いていない、純粋に自然の恵みだけを頂くことができるお米を食することが大変重要だと考えています。

【こだわり③ 生物の楽園。豊かな生態系がイネを元気に育てる】
冬に田んぼに水を張ると、真冬の寒さの中でも、氷の下で生き物が生きられます。大量のイトミミズが生息し、そのフンは、トロトロ層となって雑草の発芽を抑え、田んぼの肥料となります。田んぼを耕さず、自然の循環を上手に活かすことで、丈夫なイネが育ち、その後の生育も順調になります。EMは、田んぼの中の豊かな生態系の底辺を支える、重要な微生物相を発酵合成型にするため、不耕起栽培の良さをより引き出すことができます。




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