取材日:2019年7月8日

梨の畑に一歩足を踏み入れると、ツヤツヤの枝がきれいに横に伸びた緑の屋根がどこまでも続いています。
そこに、ちょうど手で握れるくらいの丸くて小さな実がポンポンとついているんですよね。
かわいい!!
こんなに小さな梨は、皆さんもあまり見たことがないんじゃないでしょうか。

梨の品種によって、成長の時期が少しずつズレています。
この日は、晩生品種(収穫の時期が遅めの品種)の「あきづき」の袋かけ作業をされていました。




梨はとても病気に弱い果樹で、ダニやアブラムシなどが付きやすいのだそう。
細菌の病気も気温や湿度の具合によって発生することがあります。
そのため、どうしても薬を使っての防除は欠かせません。
では、どうやって、病気に弱い梨の木の健康づくりをすればいいのでしょうか?

佐藤梨園では、長年、農園の土壌に善玉菌(EM)を入れてきました。
肥料も善玉菌で発酵させたボカシ肥料だけを使っています。
土壌に善玉菌がたくさん増えることで、梨の木の根っこが健康的な環境になります。
病気に負けず、甘くて立派な実をたくさんつける為には、梨の木もそれなりの体力が必要ですから、
足元の健康はとても重要です。

今年の生育は今のところ順調とのこと。雨も程良く降り、暑すぎないので天候も問題なし。
大きな台風が来ないことを祈ります!



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