取材日:2020年9月30日

夏の暑さも過ぎ去り、過ごしやすい季節になりました。9月下旬から待ちに待った岩井園のりんごの収穫が始まりました! 昨年は収穫シーズンの途中で台風の被害に逢い、収穫まであと少しだった品種は、その味を確かめることもできませんでした。そしてようやく今シーズンの収穫が始まり、滑り出しは順調です。

秋映と紅玉が真っ赤に熟して、木に鈴なりになっています。今年の紅玉は例年に比べて熟す時期が早くなったため、収穫は短期間で終わってしまうようです。

さて、今年の紅玉のお味は? さっそく味わってみました。甘みもしっかりありますが、酸味が効いていて、とてもりんごらしい風味です。さすがEM栽培だなと思うのは、やはり、切っても変色しないところですね。塩水につけなくて、切ってそのまま45分経過してもほとんど変色せず、綺麗な薄黄色をしていました。

では、本日のりんご畑の映像をご覧ください。



そして、こちらの写真は秋映。秋映も出荷が始まりました。10月20日頃まで収穫が続きます。皆さんにもぜひ味わっていただきたいです。

岩井園の水害からの復興作業は多くの人たちの協力がありました。岩井さんの兄弟や親戚などが遠方からも集まり、床上浸水した店舗や倉庫など荷物を運び出し、洗浄やゴミの片付けを開始。そして、店舗の復旧がひと段落した後、りんご畑のゴミの片付けや、りんごの木々のメンテナンスに入りました。

りんご畑も長い期間、土壌は水に浸かっていたので、木の根が痛んだり病気になったりしないか、翌年きちんと実をつけてくれるだろうか、と心配しました。
少しでもりんごの木が樹勢を回復しやすいようにと、EM活性液を畑全体に散布したり、畑全体がエネルギーを集める空間になるようにEMと合わせて木炭や塩を活用しました。

りんごの木には力強い生命力がありますね。今年6月4日と7月30日に岩井さんにインタビューした様子を動画にしましたので、ぜひご覧ください。


周囲の農家さんは、昨年の水害の影響で収穫量は例年より落ち込みそうな予想です。しかし、岩井園では例年以上の収穫量になりそう、とのこと。これから後半に出てくる品種がまだまだ生育途中ですから、引き続き見守っていきます。


記事:植村


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